カテゴリ: Java 更新日: 2026/01/14

オブジェクト指向とは?初心者向けにやさしく解説【Java入門】

オブジェクト指向とは?初心者向けにやさしく解説
オブジェクト指向とは?初心者向けにやさしく解説

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Javaを勉強していると、オブジェクト指向って言葉がよく出てくるんですが、正直よく分からなくて……」

先輩

「確かに最初はイメージしづらいよね。でも、考え方を知るとJavaが一気に分かりやすくなるよ。」

新人

「プログラムの書き方と、どう関係しているんですか?」

先輩

「Javaはオブジェクト指向を前提に作られた言語だから、基本から順番に理解するのが大切なんだ。まずは考え方から見ていこう。」

1. オブジェクト指向とは何か(考え方の概要)

1. オブジェクト指向とは何か(考え方の概要)
1. オブジェクト指向とは何か(考え方の概要)

オブジェクト指向とは、プログラムを作るときの考え方や設計の方法のひとつです。Javaをはじめとした多くのプログラミング言語では、このオブジェクト指向という考え方をベースにしてコードを書いていきます。Java初心者の方が最初につまずきやすいポイントでもありますが、実はとても身近な考え方です。

オブジェクト指向では、現実世界にある「もの」や「役割」をイメージしてプログラムを組み立てます。例えば、人、商品、注文、画面といったものを、それぞれ独立した存在として考えます。この一つ一つの存在を、プログラムの中ではオブジェクトとして表現します。

Javaでは、このオブジェクトを作るためにクラスという仕組みを使います。クラスは設計図のようなもので、「どんな情報を持ち、どんな動きをするのか」をまとめて定義します。そして、そのクラスを元にして作られた実体がオブジェクトです。オブジェクト指向とは、「設計図と実体を分けて考える」ことから始まる考え方とも言えます。

オブジェクト指向を使わない場合、処理の流れだけを上から順番に書いていくことになります。その方法でも小さなプログラムは作れますが、規模が大きくなると、どこで何をしているのか分かりにくくなってしまいます。そこで、役割ごとに整理できるオブジェクト指向が重要になります。


public class User {

    String name;
    int age;

    void showInfo() {
        System.out.println(name + ":" + age);
    }
}

この例では、Userというクラスを定義しています。名前や年齢といった情報と、それを表示する処理をひとまとめにしています。このように「データ」と「処理」をセットで考えるのが、オブジェクト指向の基本的な考え方です。

Javaのオブジェクト指向を理解する第一歩は、「プログラムを部品の集合として考える」ことです。それぞれの部品が自分の役割を持ち、協力しながら全体として動くイメージを持つと、理解しやすくなります。

2. なぜJavaでオブジェクト指向が重要なのか

2. なぜJavaでオブジェクト指向が重要なのか
2. なぜJavaでオブジェクト指向が重要なのか

Javaでオブジェクト指向が重要とされる理由は、Javaという言語自体がオブジェクト指向を前提に設計されているからです。Javaでは、基本的にすべての処理がクラスとオブジェクトを通して行われます。メソッドも変数も、クラスの中に定義することが基本です。

pleiadesで作成したGradleプロジェクトでも、最初に作るJavaファイルは必ずクラスから始まります。この時点で、Javaはすでにオブジェクト指向の世界に入っています。オブジェクト指向を理解していないと、「なぜクラスを作るのか」「なぜ処理を分けるのか」が分からず、コードがただの暗記になってしまいます。

オブジェクト指向を使うことで、プログラムの見通しが良くなります。処理を役割ごとに分けることで、修正や追加がしやすくなり、保守性が高まります。これは、実務でJavaを使う際に非常に重要なポイントです。

また、JavaではSpring MVCの@Controllerのように、役割がはっきりしたクラスを作って処理を分担します。画面制御、業務処理、データ処理といった役割を分けることで、コード全体が整理されます。この設計の考え方も、オブジェクト指向が基盤になっています。


@Controller
public class SampleController {

    void showMessage() {
        System.out.println("オブジェクト指向の考え方で処理を分けています");
    }
}

このように、Javaではクラスごとに役割を持たせて設計するのが一般的です。オブジェクト指向を意識することで、「このクラスは何をするものなのか」が明確になり、読みやすいコードになります。

Java初心者の方は、最初から完璧に理解しようとしなくても大丈夫です。「プログラムを部品として考え、それぞれに役割を持たせる」という感覚を身につけることが大切です。オブジェクト指向は、Javaを使い続ける中で少しずつ理解が深まっていく考え方です。

Java、オブジェクト指向、クラス、設計というキーワードは、これから先の学習でも何度も登場します。ここで基本的なイメージを持っておくことで、後の学習がスムーズになります。

3. クラスとオブジェクトの考え方(現実世界の例を使って)

3. クラスとオブジェクトの考え方(現実世界の例を使って)
3. クラスとオブジェクトの考え方(現実世界の例を使って)

Javaのオブジェクト指向を理解するうえで、最も重要なポイントが「クラス」と「オブジェクト」の違いです。初心者の方は、この二つの言葉をなんとなく同じ意味として捉えてしまいがちですが、実際には役割がはっきりと分かれています。ここを正しく理解できると、Javaのコードが一気に読みやすくなります。

現実世界の例で考えてみましょう。例えば「たい焼き」を思い浮かべてください。たい焼きには形や中身のルールがあります。あんこ味、クリーム味といった種類があり、見た目や作り方は共通しています。この「たい焼きの設計図」にあたるものが、Javaにおけるクラスです。

そして、実際に目の前にある一つ一つのたい焼きが、オブジェクトです。同じ設計図から作られていても、それぞれは別の存在です。Javaでも同じで、クラスは設計図、オブジェクトはその設計図から作られた実体という関係になります。

Java オブジェクト指向では、この考え方をベースにプログラムを組み立てます。まずクラスで共通のルールを決め、そのクラスを使って必要な数だけオブジェクトを作ります。これにより、同じような処理やデータ構造を何度も書かずに済むようになります。


public class Car {

    String color;
    int speed;

    void run() {
        System.out.println(color + "の車が" + speed + "キロで走っています");
    }
}

このCarクラスは、「車とはどんな情報を持ち、どんな動きをするか」を表した設計図です。色やスピードといった情報と、走るという動きをひとまとめにしています。この時点では、まだ具体的な車は存在していません。


public class CarSample {

    public static void main(String[] args) {
        Car redCar = new Car();
        redCar.color = "赤";
        redCar.speed = 60;
        redCar.run();

        Car blueCar = new Car();
        blueCar.color = "青";
        blueCar.speed = 80;
        blueCar.run();
    }
}

このように、クラスから作られた赤い車や青い車がオブジェクトです。設計図は同じでも、それぞれが独立した存在として動きます。これが、クラスとはとオブジェクトとは何かを理解するための基本的なイメージです。

4. オブジェクト指向の基本要素(データと処理をまとめる考え方)

4. オブジェクト指向の基本要素(データと処理をまとめる考え方)
4. オブジェクト指向の基本要素(データと処理をまとめる考え方)

オブジェクト指向の大きな特徴のひとつが、「データ」と「処理」をひとまとめにして考える点です。Java オブジェクト指向では、データだけを別の場所に置いたり、処理だけを単独で書いたりするのではなく、関連するものをセットで管理します。

例えば、人という存在を考えると、名前や年齢といった情報だけでは意味がありません。その人が自己紹介をしたり、行動したりすることで初めて役割を持ちます。Javaでも同様に、クラスの中に変数とメソッドを一緒に定義します。

この考え方によって、「どのデータを、どの処理が使うのか」が明確になります。結果として、コードの見通しが良くなり、修正や追加もしやすくなります。これが、オブジェクト指向が設計として優れている理由のひとつです。


public class Person {

    String name;
    int age;

    void introduce() {
        System.out.println("名前は" + name + "で、年齢は" + age + "歳です");
    }
}

このPersonクラスでは、名前と年齢というデータと、自己紹介をするという処理をまとめています。もしオブジェクト指向を使わずに書くと、名前や年齢を別々に管理し、処理との関係が分かりにくくなってしまいます。

Java初心者の方は、最初は「なぜわざわざクラスにまとめるのか」と疑問に感じるかもしれません。しかし、プログラムが大きくなるほど、このまとめ方が重要になります。オブジェクト指向は、小さな部品を組み合わせて全体を作るための考え方なのです。

5. Javaのクラスとメソッドがオブジェクト指向で果たす役割

5. Javaのクラスとメソッドがオブジェクト指向で果たす役割
5. Javaのクラスとメソッドがオブジェクト指向で果たす役割

Javaでは、クラスとメソッドがオブジェクト指向の中心的な役割を担っています。クラスは「役割の単位」、メソッドは「その役割の中で行う具体的な処理」と考えると理解しやすくなります。

pleiadesで作成したGradleプロジェクトでも、Javaファイルは基本的にクラス単位で管理されます。それぞれのクラスに役割を持たせ、必要な処理をメソッドとして定義します。これにより、プログラム全体が整理され、読みやすくなります。

特にSpring MVCでは、@Controllerが付いたクラスが画面制御の役割を持ちます。このように、「このクラスは何をするのか」が明確になるのも、オブジェクト指向のメリットです。


@Controller
public class GreetingController {

    void greet(String name) {
        System.out.println(name + "さん、こんにちは");
    }
}

この例では、GreetingControllerというクラスが「あいさつに関する処理」を担当しています。greetメソッドは、その役割の中の具体的な処理です。Java オブジェクト指向では、このように役割ごとにクラスを分ける設計が基本になります。

クラスとメソッドを正しく使い分けることで、処理の流れが追いやすくなり、他の人が読んでも理解しやすいコードになります。これは、初心者から実務レベルへステップアップするために欠かせない考え方です。

Java オブジェクト指向、クラスとは、オブジェクトとはといったキーワードは、単なる用語ではなく、設計の考え方そのものを表しています。ここで学んだイメージを持ったままコードを書くことで、自然とオブジェクト指向的な書き方が身についていきます。

6. オブジェクト指向で考えるメリット(保守性・分かりやすさ)

6. オブジェクト指向で考えるメリット(保守性・分かりやすさ)
6. オブジェクト指向で考えるメリット(保守性・分かりやすさ)

Java オブジェクト指向を学んでいると、「なぜこんなにクラスを分けるのか」「一つのファイルにまとめた方が楽ではないか」と感じる初心者の方は少なくありません。しかし、オブジェクト指向で考える最大の理由は、プログラムを長く安全に使い続けるためです。

プログラムは、一度作って終わりではありません。修正したり、機能を追加したりしながら成長していきます。そのときに重要になるのが、どこを直せばよいのかが分かりやすい構造になっているかどうかです。オブジェクト指向では、役割ごとにクラスを分けることで、影響範囲を小さくできます。

例えば、画面表示に関する処理と計算処理が混ざっていると、少し修正しただけで別の部分が壊れてしまうことがあります。オブジェクト指向では、「このクラスは何をするものか」を明確にすることで、安心して修正できるようになります。これが保守性の高さにつながります。

また、分かりやすさという点も大きなメリットです。クラス名を見るだけで役割が想像できるようになると、コードを読む負担が大きく減ります。Java初心者のうちは実感しにくいですが、規模が大きくなるほど、この効果ははっきりと表れます。


public class Calculator {

    int add(int a, int b) {
        return a + b;
    }
}

このように計算だけを担当するクラスを作っておくと、計算方法を変更したくなった場合でも、このクラスだけを修正すれば済みます。オブジェクト指向とは、「変更に強い構造を作る考え方」と言い換えることもできます。

7. Spring MVC(@Controller)で見るオブジェクト指向的な考え方

7. Spring MVC(@Controller)で見るオブジェクト指向的な考え方
7. Spring MVC(@Controller)で見るオブジェクト指向的な考え方

Spring MVCを使ったJava開発では、オブジェクト指向の考え方が自然に取り入れられています。その代表的な例が、@Controllerを付けたクラスです。Controllerクラスは、画面からのリクエストを受け取り、必要な処理を呼び出す役割を持ちます。

ここで重要なのは、Controller自身がすべての処理を行わない点です。オブジェクト指向では、「自分の役割以外のことは、別のクラスに任せる」という考え方をします。これにより、クラスごとの責任が明確になります。


@Controller
public class OrderController {

    void order() {
        System.out.println("注文処理を開始します");
    }
}

このOrderControllerは、「注文に関する画面制御」を担当するクラスです。もし、この中に複雑な計算やデータ処理まで書いてしまうと、役割が分かりにくくなってしまいます。


public class OrderService {

    void process() {
        System.out.println("注文内容を処理します");
    }
}

このように、処理専用のクラスを別に用意することで、Controllerは「指示役」、Serviceは「実行役」という役割分担ができます。これこそが、オブジェクト指向で考える設計です。

Java オブジェクト指向 初心者の方は、Spring MVCの構造を見て「クラスが多すぎる」と感じるかもしれません。しかし、それぞれのクラスが意味を持って存在していることを理解できると、コード全体が一つの仕組みとして見えてくるようになります。

8. 初心者がオブジェクト指向でつまずきやすいポイントと誤解

8. 初心者がオブジェクト指向でつまずきやすいポイントと誤解
8. 初心者がオブジェクト指向でつまずきやすいポイントと誤解

オブジェクト指向とは何かを学ぶ中で、初心者がつまずきやすいポイントはいくつかあります。そのひとつが、「クラスを増やすことが目的になってしまう」点です。オブジェクト指向は、クラスを増やすこと自体が目的ではありません。

大切なのは、「役割を分けることで分かりやすくする」ことです。無理に細かく分けすぎると、かえって全体が分かりにくくなる場合もあります。最初は、大まかな役割分担を意識するだけで十分です。

また、「クラス=データを入れる箱」と誤解してしまう方も多いです。クラスはデータだけでなく、処理も一緒に持つ存在です。データと処理をセットで考えることが、オブジェクト指向の基本です。


public class Message {

    String text;

    void show() {
        System.out.println(text);
    }
}

この例のように、データと処理が一体になっていることを意識すると、オブジェクト指向の考え方が少しずつ身についてきます。最初から完璧な設計を目指す必要はありません。

Java オブジェクト指向 初心者の方は、「なぜこのクラスが存在するのか」「このメソッドは何のためのものか」を自分なりに説明できるようになることを目標にしてください。その積み重ねが、自然とオブジェクト指向的な考え方につながっていきます。

オブジェクト指向とは、難しい理論ではなく、プログラムを整理して考えるための道具です。イメージを大切にしながら、少しずつ慣れていくことが大切です。

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