カテゴリ: Servlet 更新日: 2026/02/05

Javaサーブレットとは何かを完全解説!HTMLとの違いと役割分担を初心者向けにやさしく説明

サーブレットと HTML の関係とは?
サーブレットと HTML の関係とは?

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Webサイトを作る勉強をしていたら、HTMLだけじゃなくてサーブレットって言葉が出てきたんですが、正直よくわかりません……」

先輩

「Webアプリケーションを作るなら、HTMLとサーブレットの違いを理解するのはとても大切ですね。」

新人

「HTMLは画面を作るもの、というイメージはあるんですが、サーブレットは何をするんですか?」

先輩

「サーブレットは、ユーザーの操作に応じて処理をしたり、動的にHTMLを作ったりする役割を持っています。」

新人

「動的に、というのがまだピンとこないです……」

先輩

「では、HTMLとの違いや役割分担を、超初心者向けに順番に説明していきましょう。」

1. サーブレットとは?

1. サーブレットとは?
1. サーブレットとは?

サーブレットとは、Javaを使ってWebアプリケーションを作るための仕組みのひとつです。 簡単に言うと、Webブラウザからのリクエストを受け取り、処理を行い、結果をHTMLとして返すプログラムです。

そもそもWebの世界では、ユーザーがブラウザでURLを開いたり、ボタンを押したりすると、 「このページをください」「このデータを送ります」というリクエストがサーバーに送られます。 サーブレットは、そのリクエストを受け取って動くJavaプログラムです。

プログラミング未経験の方は、「サーバー」という言葉も難しく感じるかもしれません。 サーバーとは、インターネット上でデータやページを提供するコンピュータのことです。 私たちが見ているWebページは、すべてサーバーから送られてきています。

サーブレットは、そのサーバーの中で動き、ユーザーごとに異なる処理を行うことができます。 例えば、ログイン処理、入力内容のチェック、計算結果の表示などが代表的な役割です。

HTMLとの違いを超かんたんに理解しよう

HTMLは、Webページの見た目を作るための言語です。 文字を表示したり、画像を配置したり、ボタンを置いたりといった「画面作り」が得意です。

しかしHTMLだけでは、「ユーザーによって表示内容を変える」「入力された値を計算する」 といったことができません。 なぜならHTMLは、基本的に決まった内容をそのまま表示する仕組みだからです。

一方、サーブレットはJavaで書かれているため、プログラムとしての処理ができます。 条件分岐や繰り返し処理、データの保存や読み込みなど、柔軟な動きが可能です。

例えるなら、HTMLは「紙に印刷されたチラシ」、サーブレットは「店員さん」です。 チラシは内容が変わりませんが、店員さんはお客さんの質問に応じて対応を変えます。 このように、動きのある処理を担当するのがサーブレットです。

2. HTMLとサーブレットの役割分担とは?

2. HTMLとサーブレットの役割分担とは?
2. HTMLとサーブレットの役割分担とは?

Webアプリケーションでは、HTMLとサーブレットがそれぞれ得意なことを担当します。 この役割分担を理解することが、Javaサーブレット入門の第一歩です。

HTMLの主な役割は、ユーザーに見せる画面を作ることです。 文字の配置やデザイン、入力フォームの見た目などを担当します。

サーブレットの役割は、裏側の処理です。 入力されたデータを受け取り、内容をチェックし、必要な計算や判断を行います。 その結果をHTMLとして返すことで、ユーザーに表示されます。

このように、見た目はHTML、処理はサーブレットという形で分担することで、 プログラムが整理され、メンテナンスもしやすくなります。

3. サーブレットとHTMLが連携する基本的な仕組み

3. サーブレットとHTMLが連携する基本的な仕組み
3. サーブレットとHTMLが連携する基本的な仕組み

サーブレットとHTMLは、リクエストとレスポンスという流れで連携します。 まず、ユーザーがブラウザでフォームを送信すると、サーバーにリクエストが送られます。

次に、そのリクエストをサーブレットが受け取ります。 サーブレットはリクエストの内容を読み取り、必要な処理を実行します。

最後に、サーブレットがHTML形式のレスポンスを作成し、ブラウザに返します。 ブラウザはそのHTMLを画面に表示します。

この一連の流れを理解すると、なぜHTMLだけでは足りず、 サーブレットが必要なのかが自然とわかるようになります。

サンプルで見るサーブレットの基本構造


import java.io.IOException;
import java.io.PrintWriter;
import jakarta.servlet.ServletException;
import jakarta.servlet.annotation.WebServlet;
import jakarta.servlet.http.HttpServlet;
import jakarta.servlet.http.HttpServletRequest;
import jakarta.servlet.http.HttpServletResponse;

@WebServlet("/hello")
public class HelloServlet extends HttpServlet {
    protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
            throws ServletException, IOException {

        response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
        PrintWriter out = response.getWriter();

        out.println("<html>");
        out.println("<body>");
        out.println("<h1>こんにちは、サーブレット!</h1>");
        out.println("</body>");
        out.println("</html>");
    }
}

このサンプルでは、サーブレットがHTMLを作成し、ブラウザに返しています。 実際の開発では、HTMLファイルと組み合わせて使うことが多くなります。

HTMLフォームとサーブレットの連携例


<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <meta charset="UTF-8">
    <title>名前入力フォーム</title>
</head>
<body>
    <form action="hello" method="get">
        <input type="text" name="username">
        <button type="submit">送信</button>
    </form>
</body>
</html>

protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    String name = request.getParameter("username");

    response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
    PrintWriter out = response.getWriter();
    out.println("<h2>こんにちは、" + name + "さん</h2>");
}

このように、HTMLで入力された値をサーブレットが受け取り、 動的に内容を変えたHTMLを表示することができます。

4. サーブレットからHTMLを生成・制御する流れ

4. サーブレットからHTMLを生成・制御する流れ
4. サーブレットからHTMLを生成・制御する流れ

サーブレットは、リクエストを受け取って処理を行い、その結果としてHTMLを生成し、 レスポンスとしてブラウザへ返却します。この一連の流れを理解することで、 サーバ側で画面表示を制御している仕組みが明確になります。 サーブレットはまずブラウザからの要求を受信し、 内部で必要な判定や計算を行った後、レスポンスの形式を設定します。 その後、出力ストリームを通してHTML文字列を順番に書き出します。 この方法では、条件分岐によって表示内容を切り替えることができ、 利用者ごとに異なる画面を提供することが可能です。


protected void doPost(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
    PrintWriter out = response.getWriter();

    out.println("<html>");
    out.println("<body>");

    if(request.getParameter("mode") != null){
        out.println("<p>登録処理が完了しました</p>");
    }else{
        out.println("<p>入力内容を確認してください</p>");
    }

    out.println("</body>");
    out.println("</html>");
}

このように、サーブレット内部で条件分岐を行うことで、 HTMLの表示内容を柔軟に制御できます。 ただし、処理が複雑になるとコードの可読性が低下しやすいため、 役割分担を意識した設計が重要となります。

5. リクエスト・レスポンスにおけるHTMLとサーブレットの関係

5. リクエスト・レスポンスにおけるHTMLとサーブレットの関係
5. リクエスト・レスポンスにおけるHTMLとサーブレットの関係

HTMLとサーブレットは、リクエストとレスポンスを通じて密接に連携しています。 ブラウザはHTML内のリンクやフォーム操作をきっかけにサーブレットへリクエストを送信します。 サーブレットはその内容を解析し、適切な処理結果をHTMLとしてレスポンスします。 この関係性により、静的なHTMLだけでは実現できない動的な画面遷移が可能となります。


<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
    <a href="result?type=detail">詳細表示</a>
</body>
</html>

protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    String type = request.getParameter("type");
    response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
    PrintWriter out = response.getWriter();

    if("detail".equals(type)){
        out.println("<h3>詳細情報を表示します</h3>");
    }
}

この例では、HTMLのリンクから送信されたパラメータをサーブレットが受け取り、 その値に応じてレスポンス内容を変更しています。 リクエストとレスポンスの役割を理解することで、 画面と処理の流れを整理しやすくなります。

6. JSPを介したサーブレットとHTMLの連携パターン

6. JSPを介したサーブレットとHTMLの連携パターン
6. JSPを介したサーブレットとHTMLの連携パターン

実務では、サーブレットで直接HTMLを生成するのではなく、 JSPを利用して表示部分を分離する構成が一般的です。 サーブレットは処理と制御を担当し、 JSPは画面表示を担当することで役割が明確になります。 サーブレットからJSPへデータを渡し、 JSP側でその値をHTMLとして展開します。


protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    request.setAttribute("message", "処理結果を表示します");
    RequestDispatcher dispatcher = request.getRequestDispatcher("result.jsp");
    dispatcher.forward(request, response);
}

<html>
<body>
    <p>${message}</p>
</body>
</html>

この連携パターンを採用することで、 デザイン変更時にJavaコードを修正する必要がなくなり、 保守性と可読性が大きく向上します。 サーブレットとHTMLとJSPの役割を理解し、 適切に使い分けることが重要です。

7. サーブレットとHTMLを分離するメリット

7. サーブレットとHTMLを分離するメリット
7. サーブレットとHTMLを分離するメリット

サーブレットとHTMLを分離する最大のメリットは、役割が明確になり、 開発や保守がしやすくなる点にあります。 サーブレットは処理や制御を担当し、HTMLは画面表示を担当することで、 それぞれの責務がはっきりと分かれます。 この構成により、画面デザインの変更が発生した場合でも、 Java側の処理を修正せずに対応できるようになります。 また、処理ロジックと表示内容が混在しないため、 コード全体の可読性が向上します。 特にチーム開発では、プログラム担当とデザイン担当が 同時に作業しやすくなるという利点もあります。 分離された構造は、修正範囲を限定できるため、 不具合の影響を最小限に抑える効果も期待できます。


protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    String result = "完了";
    request.setAttribute("status", result);
    RequestDispatcher dispatcher =
            request.getRequestDispatcher("status.jsp");
    dispatcher.forward(request, response);
}

<html>
<body>
    <p>処理状態:${status}</p>
</body>
</html>

このように表示処理をHTMLやJSPへ任せることで、 サーブレットは純粋に処理の流れを管理する役割に集中できます。 結果として、設計が整理され、長期的な運用にも強い構成となります。

8. サーブレットとHTML連携時の注意点とよくあるミス

8. サーブレットとHTML連携時の注意点とよくあるミス
8. サーブレットとHTML連携時の注意点とよくあるミス

サーブレットとHTMLを連携させる際には、 いくつか注意すべきポイントがあります。 よくあるミスとして、文字コードの指定漏れが挙げられます。 これを怠ると、日本語が正しく表示されず、 文字化けが発生してしまいます。 また、パラメータ名の不一致も頻繁に起こる問題です。 HTMLフォームで指定した名前と、 サーブレット側で取得する名前が異なると、 正しい値を受け取ることができません。 さらに、直接HTMLを出力する処理が増えすぎると、 コードが読みにくくなり、修正ミスを誘発します。 こうした問題を防ぐためにも、 役割分担と基本設定の確認が重要です。


<!DOCTYPE html>
<html>
<body>
    <form action="check" method="post">
        <input type="text" name="email">
        <button type="submit">確認</button>
    </form>
</body>
</html>

protected void doPost(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    request.setCharacterEncoding("UTF-8");
    String mail = request.getParameter("email");

    response.setContentType("text/html; charset=UTF-8");
    PrintWriter out = response.getWriter();
    out.println("<p>入力された内容を確認しました</p>");
}

基本的な設定や命名規則を統一することで、 多くのミスは未然に防ぐことができます。 小さな確認を積み重ねることが、 安定した連携処理につながります。

9. サーブレットとHTMLの関係性のポイント整理

9. サーブレットとHTMLの関係性のポイント整理
9. サーブレットとHTMLの関係性のポイント整理

ここまでの内容を整理すると、 サーブレットとHTMLはそれぞれ異なる役割を持ちながら、 リクエストとレスポンスを通じて連携しています。 HTMLは利用者との接点となり、 入力や操作の起点を提供します。 サーブレットはその要求を受け取り、 必要な処理を行った上で結果を返します。 この関係性を正しく理解することで、 動的な画面表示の仕組みが明確になります。 また、表示と処理を分離する設計を意識することで、 可読性と保守性の高いアプリケーションを構築できます。 基本構造を押さえた上で、 JSPやフレームワークを活用すると、 さらに効率的な開発が可能となります。


protected void doGet(HttpServletRequest request, HttpServletResponse response)
        throws ServletException, IOException {

    request.setAttribute("info", "関係性を理解しましょう");
    RequestDispatcher dispatcher =
            request.getRequestDispatcher("info.jsp");
    dispatcher.forward(request, response);
}

<html>
<body>
    <h3>${info}</h3>
</body>
</html>

サーブレットとHTMLの役割を整理して理解することは、 学習段階だけでなく実務においても非常に重要です。 基礎を確実に身につけることで、 将来的な技術習得もスムーズに進められます。

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