カテゴリ: Spring 更新日: 2025/08/15

Spring Bootでセッションを使う基本の流れを初心者向けに解説!Spring MVC セッション管理の基礎

Spring Bootでセッションを使う基本の流れ
Spring Bootでセッションを使う基本の流れ

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「先輩、セッションってよく聞くけど、そもそもセッションとは何ですか?」

先輩

「セッションとは、Webアプリケーションでユーザーごとに状態を管理する仕組みのことです。HTTPは本来状態を持たない仕組みなので、セッションを使うことでユーザーのログイン状態や操作情報を保持できるんだ。」

新人

「なるほど。Spring Bootでセッション管理を使う意味は何でしょうか?」

先輩

「Spring Bootでセッションを使うと、ログイン情報やユーザーの選択状態などをサーバー側で簡単に管理できるようになるよ。これでユーザーごとに違う画面を表示したり、認証済みかどうかをチェックしたりできるんだ。」

新人

「Spring MVC セッションって他の方法と比べて何が便利なんですか?」

先輩

「Spring MVCはセッション管理の仕組みが組み込まれているから、設定やコードがシンプルでわかりやすいし、Gradleで構築したSpring Boot環境にも簡単に組み込めるんだ。だから初心者にも扱いやすいよ。」

1. セッションとは何か?

1. セッションとは何か?
1. セッションとは何か?

WebアプリケーションはHTTPという仕組みを使って動いていますが、HTTPは「状態を持たない」特徴があります。つまり、一回のリクエストとレスポンスが終わると、その情報は基本的にリセットされてしまいます。そこで、ユーザーごとに情報を一時的に保存し続けるために「セッション」という仕組みが使われます。

セッションは、サーバー側でユーザーごとの情報を一時的に保存する場所です。例えば、ユーザーがログインしたかどうかやショッピングカートの中身、入力フォームの途中までの情報などを保存しておけます。セッション管理があることで、ユーザーはページを移動しても自分の状態を保ったまま操作ができます。

このように、セッションはWebアプリケーションのユーザー体験を向上させる重要な仕組みです。特にログイン機能や会員向けサービスを作る場合には欠かせません。

2. Spring Bootでセッションを使う意義

2. Spring Bootでセッションを使う意義
2. Spring Bootでセッションを使う意義

Spring BootはJavaのWebアプリ開発を簡単にしてくれるフレームワークですが、セッション管理も強力にサポートしています。Spring Bootでセッションを使うメリットは以下の通りです。

  • ユーザーごとの情報を簡単に保持できる
  • 複雑な設定なしにSpring MVCの標準機能で使える
  • Gradleでのビルド環境とPleiades開発環境に対応しやすい
  • @Controllerを使ったMVC構成に自然に組み込める

特に、Gradleで構築したSpring Boot環境なら依存関係の追加もPleiadesのチェックで簡単にでき、コードの記述もシンプルです。Spring Boot セッション管理の基本を押さえることで、ユーザー管理や認証機能がスムーズに実装できます。

では、実際にSpring Bootでセッションを使う基本の流れを次回以降でコード付きで紹介していきます。まずは、セッションの役割とSpring Bootで使う意義をしっかり理解しておきましょう。

3. Spring Bootでのセッション管理の基本的な使い方

3. Spring Bootでのセッション管理の基本的な使い方
3. Spring Bootでのセッション管理の基本的な使い方

Spring Bootでセッション管理を行う際には、HttpSessionオブジェクトを使うのが基本です。HttpSessionはユーザーごとに一意のセッションIDを発行し、サーバー側でデータを保存する仕組みを提供します。これにより、ユーザーの状態を複数のリクエストに渡って保持できます。

Spring MVCの@Controllerクラス内でHttpSessionを使うには、メソッドの引数としてHttpSession sessionを受け取るだけでOKです。Pleiades + Gradle環境で作成したSpring Bootプロジェクトでも同様に利用でき、特別な設定は不要です。

セッションの基本的な操作は以下の3つです。

  • セッションにデータを保存する
  • セッションからデータを取得する
  • セッションのデータを削除または破棄する

これらの操作を理解すると、Spring Boot セッション管理がスムーズに実装できます。

4. HttpSessionオブジェクトを使ったセッションの設定・取得例

4. HttpSessionオブジェクトを使ったセッションの設定・取得例
4. HttpSessionオブジェクトを使ったセッションの設定・取得例

ここでは、HttpSessionを使った具体的なコード例を示します。まずはセッションにユーザー名を保存し、別のリクエストでその値を取り出すシンプルな例です。@Controllerアノテーションを使ったコントローラで記述します。


@Controller
public class SessionController {

public String setSession(HttpSession session) {
session.setAttribute("username", "Taro");
return "sessionSet";
}

public String getSession(HttpSession session, Model model) {
String username = (String) session.getAttribute("username");
model.addAttribute("username", username);
return "sessionGet";
}
}

上記の例では、setSessionメソッドでセッションにusernameというキーで「Taro」という値を保存しています。getSessionメソッドでは、その値を取得し、画面表示用にModelにセットしています。

このように、HttpSessionのsetAttributeメソッドで値を保存し、getAttributeメソッドで値を取得するのが基本の使い方です。Pleiades環境のSpring Bootプロジェクトで、Gradleの依存関係が正しく設定されていればすぐに使えます。

セッションに保存するデータは文字列だけでなく、オブジェクトも可能です。ただし、シリアライズ可能なオブジェクトに限ります。セッションに大量のデータを入れるとメモリ使用量が増えるので注意しましょう。

5. セッション情報を利用した簡単なログイン管理

5. セッション情報を利用した簡単なログイン管理
5. セッション情報を利用した簡単なログイン管理

Spring Boot セッション管理の実用例として、簡単なログイン管理機能を考えてみましょう。ログイン成功時にユーザー情報をセッションに保存し、ログインしているかどうかの判定に使います。

例えば、ログイン画面からユーザー名とパスワードを受け取り、認証が成功したらHttpSessionにユーザー名を保存します。ログアウト時にはセッションを無効化して情報をクリアします。


@Controller
public class LoginController {

// ログインフォームの表示
public String loginForm() {
return "loginForm";
}

// ログイン処理
public String login(String username, String password, HttpSession session, Model model) {
if ("user".equals(username) && "pass".equals(password)) {
session.setAttribute("loginUser", username);
return "redirect:/home";
} else {
model.addAttribute("error", "ユーザー名かパスワードが違います");
return "loginForm";
}
}

// ホーム画面
public String home(HttpSession session, Model model) {
String loginUser = (String) session.getAttribute("loginUser");
if (loginUser == null) {
return "redirect:/login";
}
model.addAttribute("username", loginUser);
return "home";
}

// ログアウト処理
public String logout(HttpSession session) {
session.invalidate();
return "redirect:/login";
}
}

この例では、loginメソッドでユーザー認証し、成功すればloginUserというキーでセッションに保存します。ホーム画面ではセッションをチェックし、未ログインならログイン画面にリダイレクト。ログアウト時はinvalidate()でセッション情報を破棄しています。

このように、Spring Bootでのセッション管理はHttpSessionを活用すれば簡単に実装でき、Spring Boot セッション管理でログイン状態を安全に保持できます。Gradle環境でPleiadesを使うと依存関係の管理も楽なので、初心者でも扱いやすいです。

また、セッション管理はユーザーの利便性を向上させるだけでなく、不正アクセスの防止や権限管理にも関わる重要な機能なので、基礎からしっかり理解しておきましょう。

6. セッションの有効期限設定と管理方法

6. セッションの有効期限設定と管理方法
6. セッションの有効期限設定と管理方法

Spring Boot セッション管理を行う際には、セッションの有効期限を適切に設定し管理することが重要です。セッションの有効期限とは、ユーザーの操作がない状態が続いたときに、セッション情報をサーバー側で自動的に破棄するまでの時間を指します。

有効期限を設定しないと、サーバーのメモリを不必要に消費し続けたり、セキュリティリスクが高まったりする可能性があります。特にログイン状態を保持するセッションは、有効期限を短く設定することで不正利用を防ぐ対策となります。

Spring Bootでセッションの有効期限を設定するには、主に以下の方法があります。

  • application.properties(もしくはapplication.yml)で設定
    Spring Bootの設定ファイルにセッションのタイムアウト時間を秒単位で指定できます。例えば、30分(1800秒)に設定する場合は以下のように書きます。

server.servlet.session.timeout=1800s

この設定により、ユーザーが30分間操作しなければセッションは自動的に無効になります。GradleでビルドしたPleiades環境のSpring Bootプロジェクトでも、このプロパティを追加するだけで適用されます。

  • プログラムで設定
    コントローラや設定クラスでHttpSessionのsetMaxInactiveIntervalメソッドを使い、有効期限を秒数で設定することも可能です。以下はセッションの有効期限を600秒(10分)に設定する例です。

session.setMaxInactiveInterval(600);

このように、HttpSessionのインスタンスに対して直接設定することで細かく制御できます。ただし、全体の設定はapplication.propertiesで行い、特別なケースだけプログラム側で調整するのが一般的です。

さらに、Spring Securityを導入している場合は、その設定でセッション管理や有効期限の制御が可能です。今回はSpring MVCの基本的なセッション管理の解説なので、まずは上記の方法で有効期限を設定し、運用してください。

7. セッションを使う上での注意点とセキュリティ対策

7. セッションを使う上での注意点とセキュリティ対策
7. セッションを使う上での注意点とセキュリティ対策

Spring Boot セッション管理は便利ですが、使い方を間違えるとセキュリティリスクを招くことがあります。ここでは初心者が押さえておきたい主な注意点と対策を解説します。

セッション固定攻撃への対策

セッション固定攻撃とは、攻撃者が事前に取得したセッションIDを被害者に使わせることで、その被害者の権限を乗っ取る攻撃です。これを防ぐために、ログイン成功時には必ず新しいセッションIDを発行することが重要です。Spring Securityを使う場合はデフォルトで対策されていますが、独自実装の場合はセッションの再生成を行いましょう。

セッションタイムアウトの設定

前章でも解説したように、セッションの有効期限を短めに設定することは、セッションハイジャックや放置による情報漏洩を防ぐ効果があります。一般的には10分〜30分程度が推奨されます。

セッションに保存するデータの注意

セッションにパスワードやクレジットカード情報などの機密情報を保存しないようにしましょう。セッションはサーバー側に保存されますが、セッションIDはクッキーとしてブラウザに送信されるため、盗まれるリスクがあります。必要最低限の情報だけを保持してください。

HTTPSの利用

セッションIDを安全に扱うために、通信は必ずHTTPSを使いましょう。HTTP通信は盗聴されやすいため、セッションIDが第三者に漏洩する恐れがあります。Pleiades環境でも本番環境にデプロイする際はSSL設定を忘れずに行ってください。

クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)対策

セッションを使ったログイン機能はCSRF攻撃の対象になりやすいです。Spring Securityを利用するとCSRFトークンが自動的に管理されますが、独自の認証実装の場合はCSRF対策を検討しましょう。

これらの対策を講じることで、Spring Boot セッション管理を安全に運用できます。セッションの安全性を確保し、ユーザーの信頼を守るためにも必ず基本的なセキュリティ対策を実践しましょう。

8. Spring Bootでのセッション活用のまとめとおすすめポイント

8. Spring Bootでのセッション活用のまとめとおすすめポイント
8. Spring Bootでのセッション活用のまとめとおすすめポイント

ここまで解説したように、Spring Boot セッション管理はWebアプリケーションでユーザーの状態を保持し、利便性と安全性を高める重要な機能です。Pleiades+Gradle環境で@Controllerを使う構成であれば、簡単に導入できる点が初心者にとって大きなメリットです。

まずはHttpSessionを使った基本的なセッション操作(設定・取得・破棄)をしっかり理解することが大切です。これによりログイン管理やユーザーごとのデータ保存が実現できます。

また、セッションの有効期限設定を適切に行うことで、不要なリソース消費を防ぎつつセキュリティを強化できます。application.propertiesでの設定が最も簡単でおすすめです。

セッションを使う上ではセキュリティ対策も必須です。セッション固定攻撃やセッションハイジャックを防ぐために、ログイン時のセッションID再生成、HTTPS通信の徹底、CSRF対策を忘れないようにしましょう。

Spring Bootの標準機能を活用すれば、こうした複雑な設定も比較的シンプルに実装可能です。初心者の方でもPleiades環境でGradle管理のプロジェクトを作り、@Controllerを使ってコードを書き進めるだけで、堅牢なセッション管理が実現できます。

最後に、Spring Boot セッション活用のおすすめポイントをまとめます。

  • HttpSessionを利用したシンプルで直感的なセッション管理が可能
  • PleiadesとGradle環境での依存関係管理やビルドが楽
  • 設定ファイルで簡単に有効期限を調整できる
  • 適切なセキュリティ対策で安全に運用できる
  • Spring MVCの@Controllerと自然に統合し、ログインなどの認証機能に最適

これらを踏まえ、ぜひSpring Bootでのセッション管理をマスターし、安全で使いやすいWebアプリケーション開発に役立ててください。

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