カテゴリ: Java 更新日: 2026/01/12

Java の void メソッドとは?戻り値がない場合の使い方を初心者向けに徹底解説

Java の void メソッドとは?戻り値がない場合の使い方
Java の void メソッドとは?戻り値がない場合の使い方

新人と先輩の会話形式で理解しよう

新人

「Javaのメソッドって、必ず何か値を返さないといけないんですか?」

先輩

「いいところに気づいたね。実は、Javaには戻り値を返さないメソッドもあるんだ。」

新人

「戻り値がないメソッドって、何のために使うんですか?」

先輩

「処理を実行すること自体が目的のときに使うんだ。これから、Javaのvoidメソッドについて順番に説明していくよ。」

1. Javaのメソッドとは何か(メソッドの基本概念)

1. Javaのメソッドとは何か(メソッドの基本概念)
1. Javaのメソッドとは何か(メソッドの基本概念)

Javaにおけるメソッドとは、特定の処理をひとまとまりにしたものです。プログラムの中で何度も使う処理をメソッドとして定義しておくことで、コードを整理しやすくなり、読みやすさや保守性が向上します。Javaのメソッドは、クラスの中に定義され、処理の開始点として呼び出されます。

メソッドには名前があり、その名前を使って呼び出すことで中身の処理が実行されます。例えば、計算処理、画面への表示、データの更新など、Javaプログラムの多くの動作はメソッドによって実現されています。Java初心者の方にとっては、「メソッドは処理のまとまり」と覚えると理解しやすいでしょう。

Javaのメソッドには「引数」と「戻り値」という概念があります。引数はメソッドに渡す情報で、戻り値はメソッドの処理結果として呼び出し元に返される値です。ただし、すべてのメソッドが戻り値を持つわけではありません。ここが初心者の方がつまずきやすいポイントでもあります。


public class MethodBasicExample {
    public static void main(String[] args) {
        greet();
    }

    static void greet() {
        System.out.println("Javaのメソッドを学習中です");
    }
}

上記の例では、greetというメソッドを定義しています。このメソッドは、文字列を画面に表示するだけの処理を行っています。注目すべき点は、このメソッドが何も値を返していないという点です。このようなメソッドが、次に説明するvoidメソッドです。

2. voidメソッドとは何か(戻り値がないメソッドの意味)

2. voidメソッドとは何か(戻り値がないメソッドの意味)
2. voidメソッドとは何か(戻り値がないメソッドの意味)

voidメソッドとは、処理の結果として値を返さないJavaのメソッドです。メソッドの定義部分で戻り値の型を書く場所に「void」と記述することで、「このメソッドは戻り値を返しません」という意味になります。Javaにおいてvoidは、非常に重要なキーワードのひとつです。

戻り値がないということは、メソッドを呼び出した側が、その処理結果を受け取る必要がないということです。例えば、画面にメッセージを表示するだけの処理や、データベースの内容を更新する処理などは、処理が正しく実行されること自体が目的になります。そのような場合に、voidメソッドが使われます。

Java初心者の方は、「戻り値がないと意味がないのでは」と感じるかもしれません。しかし、実際の業務システムやWebアプリケーションでは、voidメソッドは非常に多く使われています。特にSpring MVCで@Controllerを使った画面制御では、処理を実行するだけのメソッドが数多く登場します。


public class VoidMethodExample {
    public static void main(String[] args) {
        printMessage("voidメソッドの例です");
    }

    static void printMessage(String message) {
        System.out.println(message);
    }
}

この例では、printMessageというvoidメソッドを定義しています。このメソッドは、引数として受け取った文字列を画面に表示するだけで、何も返していません。このように、処理の実行そのものが目的である場合、voidメソッドはとても自然な選択肢になります。

Javaのvoidメソッドを正しく理解することで、メソッド設計の考え方が身につき、コードの意図も読み取りやすくなります。戻り値が必要な場面と、不要な場面を意識して使い分けることが、Javaプログラミング上達への第一歩です。

3. voidメソッドの基本的な書き方と構文

3. voidメソッドの基本的な書き方と構文
3. voidメソッドの基本的な書き方と構文

Javaのvoidメソッドを正しく理解するためには、まず基本的な書き方と構文をしっかり押さえることが重要です。voidメソッドは、戻り値を持たないメソッドであり、メソッド宣言時に戻り値の型としてvoidを指定します。Java初心者の方が最初に混乱しやすいポイントですが、構文自体はとてもシンプルです。

Javaのメソッドは、アクセス修飾子、戻り値の型、メソッド名、引数、処理内容という構成になっています。voidメソッドの場合は、この戻り値の型の部分にvoidを書くことで、「このメソッドは何も返さない」という意思を明確に示します。処理の結果を呼び出し元に返す必要がない場合、この形が自然になります。

特にpleiadesで作成したGradleプロジェクトでは、mainメソッド以外にも多くのvoidメソッドが登場します。ログ出力、画面表示、状態更新など、Javaアプリケーションでは処理を実行するだけのメソッドが数多く存在します。これらは戻り値を必要としないため、voidメソッドとして設計されます。


public class VoidSyntaxExample {

    public static void main(String[] args) {
        executeProcess();
    }

    static void executeProcess() {
        System.out.println("処理を実行しました");
    }
}

この例では、executeProcessというvoidメソッドを定義しています。このメソッドは処理を実行し、結果を画面に表示するだけで、呼び出し元に値を返していません。このように、処理の完了そのものが目的である場合、voidメソッドの構文が適しています。

voidメソッドを使うことで、コードの意図が明確になります。「このメソッドは何かを計算して返すものではなく、処理を行うためのものだ」という設計意図が読み取りやすくなるため、Javaコード全体の可読性も向上します。

4. 戻り値があるメソッドとの違い

4. 戻り値があるメソッドとの違い
4. 戻り値があるメソッドとの違い

Javaのvoidメソッドをより深く理解するためには、戻り値があるメソッドとの違いを意識することが大切です。戻り値があるメソッドは、処理結果を呼び出し元に返すことを目的としています。一方で、voidメソッドは処理の実行そのものが目的であり、結果を返す必要がありません。

戻り値があるメソッドでは、return文を使って値を返します。呼び出し元では、その戻り値を変数に代入したり、条件分岐や計算に利用したりできます。しかし、voidメソッドではreturn文で値を返すことはできません。returnを書く場合でも、処理を途中で終了する目的に限定されます。

この違いを理解していないと、「なぜreturnを書いてはいけないのか」「なぜ値を受け取れないのか」といった疑問が生まれます。Java初心者の方は、メソッドの役割に注目すると理解しやすくなります。計算結果を使いたい場合は戻り値あり、処理を実行するだけならvoid、という考え方です。


public class ReturnMethodExample {

    public static void main(String[] args) {
        int result = add(3, 5);
        System.out.println(result);
    }

    static int add(int a, int b) {
        return a + b;
    }
}

public class VoidVsReturnExample {

    public static void main(String[] args) {
        printSum(3, 5);
    }

    static void printSum(int a, int b) {
        System.out.println(a + b);
    }
}

上記の例では、同じ加算処理を戻り値ありのメソッドとvoidメソッドで表現しています。戻り値ありのメソッドは計算結果を返し、呼び出し元で利用しています。一方、voidメソッドは計算結果をその場で表示するだけで、値を返していません。

この違いを理解することで、「なぜ戻り値が不要なのか」が自然と見えてきます。結果を後続の処理で使わない場合、無理に戻り値を設計する必要はありません。Javaでは用途に応じてメソッドを設計することが重要です。

5. voidメソッドがよく使われる場面

5. voidメソッドがよく使われる場面
5. voidメソッドがよく使われる場面

Javaのvoidメソッドは、実務や学習の現場で非常に多く使われています。特に処理の実行、画面表示、データ更新といった場面では、戻り値を必要としないケースがほとんどです。これらの場面では、voidメソッドを使うことでコードがシンプルになり、意図も明確になります。

例えば、Spring MVCで@Controllerを使ったコントローラでは、リクエストを受け取って処理を実行し、画面遷移を行うメソッドが登場します。これらのメソッドでは、内部でサービス処理や更新処理を呼び出すことが目的となるため、voidメソッドが適している場合があります。

また、ログ出力やメッセージ表示も典型的なvoidメソッドの利用例です。ログは記録すること自体が目的であり、その結果をプログラム内で利用することはほとんどありません。そのため、戻り値を持たない設計が自然です。


@Controller
public class SampleController {

    public void showMessage() {
        System.out.println("画面表示用の処理を実行します");
    }
}

public class UpdateProcessExample {

    static void updateData() {
        System.out.println("データを更新しました");
    }
}

このように、処理の実行、表示、更新といった場面では、voidメソッドが多用されます。戻り値を持たせないことで、メソッドの責務が明確になり、設計の意図も読み取りやすくなります。

Javaのvoidメソッドを正しく使いこなすことは、初心者から一歩先へ進むための重要なポイントです。処理の目的を意識しながらメソッドを設計することで、より分かりやすく、保守しやすいJavaコードを書くことができるようになります。

6. Spring MVC(@Controller)で使われるvoidメソッドの例

6. Spring MVC(@Controller)で使われるvoidメソッドの例
6. Spring MVC(@Controller)で使われるvoidメソッドの例

Javaのvoidメソッドは、Spring MVCを使ったWebアプリケーション開発においても頻繁に利用されます。特に@Controllerを使用したコントローラクラスでは、「処理を実行すること」や「画面遷移を行うこと」が主な役割となるため、戻り値なしメソッドが自然に選ばれる場面が多くなります。

pleiadesで作成したGradleプロジェクトを前提としたSpring MVCでは、コントローラのメソッドがリクエストを受け取り、サービス処理を呼び出し、画面表示に必要な処理を行います。このとき、処理の結果を数値や文字列として返すのではなく、内部処理を完了させること自体が目的となるケースが多く、Javaのvoidメソッドが適しています。

例えば、フォーム送信後にデータを登録し、その後に画面遷移を行う処理では、コントローラメソッドが値を返さなくても設計として成立します。このような場面では、戻り値なしメソッドを使うことで、役割が明確になり、コードの可読性も向上します。


@Controller
public class UserController {

    public void registerUser() {
        System.out.println("ユーザー登録処理を実行しました");
    }
}

上記の例では、registerUserというvoidメソッドを定義しています。このメソッドは、ユーザー登録処理を実行することが目的であり、処理結果を戻り値として返す必要がありません。このように、Spring MVCの@Controllerでは、処理実行型のJava void メソッドが自然に使われます。


@Controller
public class PageController {

    public void showTopPage() {
        System.out.println("トップ画面を表示します");
    }
}

画面表示を目的としたメソッドでも、戻り値なしメソッドが使われることがあります。重要なのは、「このメソッドが何を目的としているか」を明確にすることです。Spring MVCとJava void メソッドの組み合わせは、実務でも非常に多く登場します。

7. voidメソッドを使う際の注意点(設計上の考え方・可読性)

7. voidメソッドを使う際の注意点(設計上の考え方・可読性)
7. voidメソッドを使う際の注意点(設計上の考え方・可読性)

Javaのvoidメソッドは便利ですが、設計時にはいくつか注意すべきポイントがあります。戻り値なしメソッドは、処理の結果を外部から確認できないため、使い方を誤ると「何をしているメソッドなのか分かりにくい」状態になってしまいます。

特に初心者の方は、すべてのメソッドをvoidで定義してしまいがちですが、それはおすすめできません。処理結果を後続の処理で使う必要がある場合や、判定結果を返したい場合には、戻り値を持つメソッドを使う方が適切です。Javaでは、メソッドの役割に応じて戻り値の有無を決めることが重要です。

可読性の観点では、voidメソッドの名前が特に重要になります。戻り値がない分、メソッド名から「何をする処理なのか」が伝わるように設計する必要があります。処理内容が想像できる名前を付けることで、Javaコード全体が理解しやすくなります。


public class BadExample {

    static void process() {
        System.out.println("何かの処理");
    }
}

public class GoodExample {

    static void updateUserStatus() {
        System.out.println("ユーザー状態を更新しました");
    }
}

上記の例を比較すると、メソッド名の違いによって可読性が大きく変わることが分かります。Javaのvoidメソッドは、戻り値なしメソッドであるからこそ、設計と命名が重要になります。

また、処理が大きくなりすぎたvoidメソッドは、役割を分割することも検討すべきです。ひとつのvoidメソッドに多くの処理を詰め込みすぎると、保守性が低下し、バグの原因にもなります。

8. 初心者がつまずきやすいポイントとその解説

8. 初心者がつまずきやすいポイントとその解説
8. 初心者がつまずきやすいポイントとその解説

Java初心者がvoidメソッドを学ぶ際、最もつまずきやすいポイントは「戻り値がないことに不安を感じる」点です。処理結果が返ってこないと、正しく動いているのか分からないと感じる方も多いでしょう。しかし、戻り値なしメソッドは「処理を完了させること」が目的であるため、その不安は自然なものです。

もうひとつ多い誤解が、「voidメソッドではreturnを書いてはいけない」という点です。正確には、voidメソッドでもreturnを書くことはできますが、値を返すことはできません。returnは処理を途中で終了させるためのものとして使われます。この違いを理解していないと、コンパイルエラーに戸惑うことになります。

また、Spring MVCの@Controllerでvoidメソッドを見ると、「画面遷移はどうしているのか」「戻り値なしで問題ないのか」と疑問を持つ方も多いです。これは、フレームワーク側が処理を補助しているためであり、Javaのvoidメソッド自体の問題ではありません。処理の役割を理解することが大切です。


public class ReturnMisunderstandingExample {

    static void sampleMethod() {
        if (true) {
            return;
        }
        System.out.println("この行は実行されません");
    }
}

この例では、voidメソッド内でreturnを使っていますが、値は返していません。処理を終了する目的でreturnが使われている点が重要です。Javaの戻り値 なし メソッドでは、この使い方を理解しておくと混乱が減ります。

Java void メソッドは、正しく理解すれば非常に強力で分かりやすい設計が可能になります。初心者のうちは戸惑うこともありますが、「処理を実行するためのメソッド」という視点を持つことで、自然と理解が深まっていきます。

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