Java の変数とは?データを保存するしくみを解説
新人
「先輩、Javaのプログラムを書いていると、intとかStringとか見かけるんですけど、これは何なんですか?」
先輩
「それは『変数』といって、Javaでデータを一時的に保存するためのしくみなんだ。」
新人
「なるほど…でも、なんでそんなものが必要なんですか?」
先輩
「良いところに気がついたね。じゃあ、今回はJavaの変数について、わかりやすく説明していこうか!」
1. Java における変数とは?
Javaの変数とは、プログラム内でデータを一時的に保存しておくための『名前をつけた箱』のようなものです。たとえば、数字や文字列などのデータを、あとで使うために保存しておくときに使います。
たとえば、次のようなコードがあります。
public class VariableExample {
public static void main(String[] args) {
int age = 25;
String name = "たろう";
System.out.println(name);
System.out.println(age);
}
}
この例では、int age = 25; で「25という数字」を age という変数に保存し、String name = "たろう"; で「たろうという文字列」を name に保存しています。
たろう
25
このように、Javaの変数を使うことで、データを記憶しておき、あとから取り出して使うことができます。初心者の方がJavaでプログラムを書くときは、この「変数」というしくみをしっかり理解しておくことが大切です。
2. 変数は何のために使うのか?
Javaのプログラムでは、さまざまな情報を扱います。たとえば、年齢や名前、商品の値段、合計金額などです。これらの情報を毎回書き直すのはとても不便なので、「一時的に保存しておく場所」が必要になります。
そこで使われるのが変数です。変数にデータを保存しておけば、プログラムの中で何度でも使いまわすことができます。たとえば次のコードを見てください。
public class PriceExample {
public static void main(String[] args) {
int price = 300;
int count = 4;
int total = price * count;
System.out.println("合計金額:" + total + "円");
}
}
合計金額:1200円
ここでは、priceという変数に商品の値段、countに購入数、totalに合計金額を保存しています。もし途中で商品の値段が変わったとしても、priceの値を変えるだけで計算結果が変わります。
Javaの変数を使うことで、プログラムがとても効率よく、読みやすくなります。初心者の方にとっても、変数を使う習慣を身につけることはとても重要です。
3. 変数のイメージをつかもう(引き出し・箱にたとえて説明)
変数を理解するには、イメージを持つのが一番です。Javaの変数は「名前がついた引き出し」や「ラベル付きの箱」のようなものだと考えてみましょう。
たとえば、int number = 100; という変数があったとします。このとき、「number」という名前の引き出しの中に、「100」という数字が入っていると考えることができます。
また、String greeting = "こんにちは"; であれば、「greeting」というラベルがついた箱に、「こんにちは」という文字列が入っているというイメージです。
このように、変数は『名前』と『中身(データ)』がセットになったもので、プログラム中でその名前を使って中のデータを読み書きします。
もう少しイメージを広げてみましょう。次のようなコードを見てください。
public class DrawerExample {
public static void main(String[] args) {
int apples = 5;
int oranges = 3;
int totalFruits = apples + oranges;
System.out.println("フルーツの合計は " + totalFruits + " 個です。");
}
}
フルーツの合計は 8 個です。
このコードでは、apples、oranges、totalFruitsという3つの変数が登場します。それぞれに数字が入っていて、まるで引き出しから必要なデータを取り出して、合計を計算しているように見えます。
Java初心者の方は、まずこの「箱や引き出しにデータを入れる」というイメージを持つことで、変数の考え方がグッと身近になります。これから先、Javaのプログラムでデータを保存・操作していくうえで、変数の知識はとても重要な土台となります。
4. Java の変数を使ったコードの例
ここでは、初心者の方でも理解しやすいように、Javaの変数を使った簡単なコード例を紹介します。Javaの変数は、データを保存して再利用するために使います。
たとえば、次のようなコードでは、nameという変数に名前を、ageという変数に年齢の数字を保存しています。
public class VariableExample {
public static void main(String[] args) {
String name = "さくら";
int age = 20;
System.out.println("名前:" + name);
System.out.println("年齢:" + age + "歳");
}
}
名前:さくら
年齢:20歳
このように、Javaでは変数を使うことで、あとから使いたいデータを簡単に呼び出すことができます。「Java 変数」は、データの保存と表示の基本となるしくみなので、しっかり理解しておくことが大切です。
5. 変数を使うと、どんなメリットがあるか?
Javaのプログラムで変数を使うと、さまざまなメリットがあります。特に初心者にとって嬉しいポイントは、次のような点です。
一度変数に保存したデータは、何度でも使うことができます。同じ値を何回も書く必要がないので、コードがすっきりします。
変数に保存された値を変えるだけで、プログラム全体に反映されます。計算や表示のロジックを変更する必要がなく、ミスも減ります。
次のコードを見てください。
public class ProductPrice {
public static void main(String[] args) {
int price = 500;
int quantity = 3;
int total = price * quantity;
System.out.println("合計金額:" + total + "円");
}
}
合計金額:1500円
このように、変数を使えば「データ 保存」とその利用がとても簡単になります。商品の値段が変わった場合でも、priceの値を変更するだけでOKです。
変数を使うことで、Javaのコードがシンプルになり、メンテナンスもしやすくなります。初心者の方も、変数を使いこなせるようになることで、より効率よくプログラムを書くことができるようになります。
6. Eclipseでの変数の表示例や確認方法(Pleiades環境)
Javaで書いたプログラムを実行して、変数にどんな値が入っているのかを確認するには、Eclipse(Pleiades)の機能を使うととても便利です。ここでは、初心者向けに簡単な確認手順を紹介します。
変数の中身をSystem.out.printlnで出力すると、Eclipseの画面下にある「コンソール」に結果が表示されます。
先ほどの例のように、System.out.println(age); のように記述することで、実行時に変数の値を確認できます。
Eclipseには「デバッグ」モードという便利な機能があります。初心者の方にもわかりやすく手順を紹介します。
- プログラムの行番号の左側をクリックして「ブレークポイント」を設定します
- 上のメニューから「虫のアイコン(バグの形)」をクリックして、デバッグ実行します
- 画面の左下にある「変数」ビューに、現在の変数の値が表示されます
たとえば、次のようなコードでデバッグすると、greetingにどんな値が入っているかを視覚的に確認できます。
public class DebugExample {
public static void main(String[] args) {
String greeting = "こんにちは";
System.out.println(greeting);
}
}
こんにちは
このように、Javaの変数の確認や表示には、Eclipseのコンソール出力やデバッグ機能がとても役立ちます。
特に初心者の方は、「今どんな値が変数に入っているのか?」をしっかり見ながらプログラムを学んでいくと、理解が深まりやすくなります。
Javaで変数を使いこなすためには、データの保存だけでなく、「どのように確認するか」も重要なポイントになります。ぜひPleiades版Eclipseを活用してみてください。