Java の int 型を使って整数を扱おう
新人
「先輩、Javaのプログラムでよく出てくるintって何ですか?」
先輩
「それは整数を保存するためのデータ型だよ。Javaでは変数を使うときに、どんな種類のデータを入れるかを決める必要があるんだ。」
新人
「なるほど…。じゃあ、小数や文字列には使えないってことですか?」
先輩
「その通り!今回はint型について、初心者向けに丁寧に解説していくね。」
1. int 型とは何か?
int 型は、Javaで整数を扱うためのデータ型です。Javaにはいろいろなデータ型がありますが、その中でもintは非常によく使われる基本の型です。
たとえば、年齢や点数、商品の個数など、小数点を含まない数値を保存したいときに使います。
int age = 20;
int score = 95;
int stock = 12;
このように、int型は整数を保存できる変数を作るために使います。Java初心者の方にとっては、最初に覚えておきたいデータ型のひとつです。
2. int 型で扱えるデータの種類
int型で扱えるのは、小数点のない整数だけです。たとえば、次のような数値はすべてint型で扱うことができます。
- 0
- 123
- -50(マイナスの整数もOK)
ただし、小数点がある数(例:3.14 や 100.0)はint型では扱えません。
// このコードはエラーになります
int height = 165.5; // 小数はNG
このように、Javaでは整数を扱うときはint型、小数を扱うときはdouble型を使う、というルールがあります。
また、int型で扱える数値の範囲は、だいたいマイナス21億からプラス21億くらいまでです。これより大きい数を扱いたい場合は、別の型を使う必要があります(※今回は説明しません)。
3. int 型の基本的な使い方
int型を使うには、次のような形式で変数を宣言します。
int 変数名 = 整数値;
具体的な例を見てみましょう。
public class IntExample {
public static void main(String[] args) {
int number = 100;
System.out.println("数値は:" + number);
}
}
数値は:100
このコードでは、int number = 100;で変数numberに100を保存しています。そしてSystem.out.println()を使って、その値を画面に表示しています。
このように、Javaで整数を使いたいときはint型の変数を使って保存し、必要に応じて出力したり、計算に使ったりします。初心者のうちは、このintの使い方を何度も練習して覚えていくことが大切です。
4. int 型の変数を使ったコード例
ここでは、Javaのint型を使って整数を扱う簡単なコード例を紹介します。Java初心者の方でもすぐに試せる内容です。
次のコードは、商品の価格と個数をint型で保存して、合計金額を計算するプログラムです。
public class IntCalculation {
public static void main(String[] args) {
int price = 500;
int quantity = 3;
int total = price * quantity;
System.out.println("合計金額:" + total + "円");
}
}
合計金額:1500円
このように、int型は+や*などの演算子と組み合わせて、合計や計算を簡単に行うことができます。
Javaのプログラムで金額、点数、在庫数などの「整数の計算」が必要な場面では、このようにint型を使うのが基本です。
5. int 型を使うときの注意点
Javaのint型を使うときには、初心者がつまずきやすいポイントがいくつかあります。ここではよくある注意点を紹介します。
int型では小数点を含む数値(例:3.14、100.0)は保存できません。小数を使いたいときはdouble型を使いましょう。
// このコードはエラーになります
int height = 170.5; // 小数はint型に代入できない
int型は数値専用の型なので、文字列("123" や "あいう" など)は代入できません。文字列を使いたいときはString型を使いましょう。
// このコードもエラーになります
int code = "123"; // ダブルクォーテーションは文字列
int型同士の計算では、結果も整数になります。たとえば割り算をしたときに小数点以下が切り捨てられる点に注意が必要です。
int a = 7;
int b = 2;
int result = a / b;
System.out.println(result); // 出力は「3」
3
初心者の方は、このような注意点を知っておくと、Java int型を使うときのエラーや意外な結果を避けることができます。
6. Eclipseでint 型の値を確認する方法(Pleiades環境)
Javaのint型の変数に正しく値が入っているか確認するには、Eclipse(Pleiades)の便利な機能を使うことができます。ここでは初心者向けに2つの方法を紹介します。
System.out.println()を使えば、int型の値をコンソールに表示できます。
public class CheckInt {
public static void main(String[] args) {
int number = 42;
System.out.println("numberの中身は:" + number);
}
}
numberの中身は:42
Eclipseのデバッグモードを使えば、プログラムを止めてint型の中身を詳しく確認できます。
- ① 変数を使っている行の左端(行番号の横)をクリックし、ブレークポイントを設定
- ② 上のメニューの「虫アイコン(バグ)」をクリックしてデバッグ実行
- ③ 画面左下の「変数ビュー」に、変数名・型・現在の値が表示される
このように、Pleiades環境のEclipseを使えば、Javaのint型の値を簡単に確認できます。初心者の方は、実際にコードを実行しながら、変数の中身を確かめることで理解が深まります。